
令和7年5月14日世界で一番貧しい大統領で知られる愛する私のぺぺおじことウルグアイのホセ-ムヒカさんが前日に亡くなったという悲しみのニュースの後に続いて突然の衝撃発表に呆然とし、暫く動けなくなった。
相模健康センターに続き38年間の営業に幕を閉じるという。通称ラッコ。
ラッコがあったからこそ私はサウナが好きになったのだと思う。
サウナデビューは今は無き平塚グリーンサウナだが、私が最も通い、汗と涙を流したのは間違いなくラッコだ。今でこそ皆が色とりどりの可愛いサウナハットを被りサウナ⇒水風呂⇒外気浴⇒ととのうとルーティンをこなしているが昔は湯治が殆どで(つまりお姉様達ばかり)サウナはそっちじゃない姉御の方のお姉様達が入っている雰囲気だった。
懐かしんでいる場合じゃない。
ラッコが無くなってしまうのだ。(今の所8月31日閉店予定)
設備の老朽化が激しく修理が追いつかない状況で、泣く泣く閉店という決断をしたと聞いている。
だから設備の状況では前倒しで閉店の可能性もある。
これを記している5月23日昨日もボイラーの故障で営業がストップしていた。
館内は見えるところでも破損しているところも多い。
そんな満身創痍でもラッコは全力サービス中だ。胸が熱く、愛おしい。
サ室は広く3段あり30人ほど座れる。
女性サウナには珍しく高温で約94℃。
月曜日には更に温度が上がる。
焼き芋屋の屋台か!という程のストーブとストーン。
芋を入れたらあっという間に炭になりそうだけれど。
セルフロウリュも出来るので湿度もしっかりで満足度が高い。
毎時00分には名物の如雨露ロウリュ。
2リットル以上はありそうなアロマ水を豪快にストーンにぶちまける。
ガコンガコン!
とカップ焼きそばを流しで湯切りした時のあの音を何十倍も増強した音がする。
そんなだからストーンは割れた物が多い。
セルフロウリュしながら今日のストーンの調子はどうだい?と覗くのもいとをかし。
ストーブ側より出入口の方が熱が逃げにくく抜け感を楽しめる。熱いと感じたら下山(一段下の座面へ降りる)するのもあり。
TV音とお姉様達のさえずりが大きめなので耳栓推奨。
そしてラッコと言えばの代名詞『爆風ロウリュ』ドライヤーの巨大バージョンの様なブロワーでアチアチの熱風を一人一人に回しかけてくれるのだ。
スタッフのYMDさんはいつもとても優しい風を送ってくれて肌弱の私を安心かつ、いい気持ちにさせてくれる。
⚠️男性の爆風は阿鼻叫喚の空間となっております。興味ある方はどうぞ。
たっぷりと熱気を浴びて血管が大拡張し、心拍数が上がった後はメタケイ酸たっぷりの5人は余裕で入れる水風呂へ。
備長炭が入っているので匂いや汚れ対策もバッチリ。
露天にある外気浴スペースには椅子が5脚、ベッドが1台あり阿夫利の風が気持ち良い。
昔スチームサウナだった場所は休憩室になっているので風や日差しが強い日や混んでいて外気浴難民になりそうな時は内気浴でリラックスできる。
お風呂の種類も豊富でバイブラ湯の効能説明の看板には気泡により美肌になります。
の『により』の文字か『にょり』に繰り返しなっていていつもジワる。
ラッコ薬湯は日にょり色の濃度差がコーヒー色と白湯ほど大きくあり。
温度もまちまちなので家族連れも多く賑やかだ。
そしてもうひとつの推しがレストランだ。
何を食べてもまぁ美味しい❤のだが特に中華はこれぞ町中華!な王道の味がする。
トマト酸辣湯が有名で1辛でも後悔するほど辛い。食べた後にサウナに入ると唇がアレン様になったかと思う。
私は大抵サンマーメンを注文する。
これも女性に人気なようで食べるとコレコレ,この味!とホッとしてお袋の味になっている。カレー唐揚げはコンデンスミルクとカレー七味を付けて食べる。
殆どのメニューが手作りなのも美味しさの秘密らしい。
パートさんの得意料理ががそのままメニューになっている事もあったそうだ。
閉店のお知らせを受けてから凄い喪失感だ。
孤独感や虚しさまでセットで近くにいるので私はなんだか沈んでしまいそうだ。
サウナロス再びである。
今は最後まで汗と涙をラッコで流そうと毎日自分を励ましている。
ラッコは私の心の中で永遠に生き続けます。ラッコForever!