
「モーリュでウォーリュまたはフローリュ男性サウナではガオーリュ」
森に囲まれた様なモール温泉とフィンランド式サウナでサ旅の目的地にもなる北海道ホテル。
世界初となるウォーリュとモーリュが出来る施設である。
モール温泉とは世界的にも希少で貴重な温泉で植物性の有機物を多く含み色は茶褐色。お湯の中に藻のような沈殿物がある不思議な温泉。
私はとろろ昆布のお吸い物を、連想してしまいました。
沢山の効能があり、昔はアイヌの人々が大切に秘密にしていたという言われがある。
そのモール温泉でロウリュをするのがモーリュというわけだ。
木の温もりいっぱいのサ室にはMETOS社のストーブ。
ストーンは十勝産の麦飯石を使用している。女性サウナは約80℃定員は7名ほど。
壁には白樺の切り株が使われていてなんと壁にロウリュする。これがウォーリュ。
だからモーリュでウォーリュ。
木の床へロウリュすればフローリュ。
ダジャレだ。
男性サウナ内には木彫りの熊があり、そこにロウリュするのがガォーリュだとか。
ここまでくるとよく分からない。
サ室内はテレビが無く薄ーく音楽が聞こえる。
白樺の香りとモール温泉の土のような香りでとても落ち着く。
そしてサ室から2歩で素晴らしい水風呂へ。
帯広市内の水道水にもなっている札内川の伏流水で日本一の品質に8回も選ばれたそうだ。
とにかく柔らかく気持ち良い。もちろん飲める。
温度はサウナ学会推奨の16~18℃をキープしているらしい。そして8歩で外気浴。
なんと動線のいいことか!
ととのい椅子に座ると露天風呂のお湯が床伝いに流れ出て足元を暖めてくれる。とても心地良い。
あえてこの仕様にしているらしく心配りに惚れる。スキ。控え目に言って最高。
目を開けると私と全く同じハットとマットを持っている人を発見してちょっとドキドキする。
きっとあの人もサウナが大好きなんだろうな。
北海道ホテルには部屋にロウリュも出来るプライベートサウナ付きのサウナツイン(と言っても定員3名)の客室もある。素敵。そしてテンション上がったのがホテルの売店。サウナグッズが充実してる!十勝のサウナブランド「サウナモンスター」のグッズも沢山あった。
私はここでなんと1万円の派手派手なハットを購入。
フィンランドのローカルのおじさん、おばさんも派手なハット被っていたもん。
最近の私はサウナ施設のTシャツやらタオルやら爆買いしている。
私の母はあなたも着るだろうからと着物や帯を買っていたが我が娘よ。
私はサウナグッズを、あなたに残そう。「死んだらみんなゴミだよ。」と言われたことは忘れよう。
水が綺麗な所は空気も綺麗。美味しい水風呂を頂ける幸せ。
今日も空に向かってはぁ〜と息を吐いて力を抜こう。